人格を探す登場人物——自己愛性パーソナリティ障害と自我状態療法

A character in search of character: Narcissistic Personality Disorder and Ego State Therapy.

この研究についてトラウマではなく自己愛性パーソナリティ症を対象に、自我状態療法の適用を事例で記述したものです。効果を測った研究ではありません。
症例報告・事例研究
著者
McNeal S.
掲載誌
The American journal of clinical hypnosis
巻号ページ
45巻3号233-43頁
発行年月日
2003年1月
PMID
12570094
技法
EST
研究デザイン
症例報告・事例研究

この研究のまとめ

P|対象

自己愛性パーソナリティ症と診断された人。誇大性・極端な自己没入・他者への関心と共感の欠如を示す。

E|介入

自我状態療法。誇大性を明らかにする自我状態にまず接近し、治療が進むにつれて、底にある空虚・激怒・抑うつの感情を抱える自我状態が現れるようにする。

C|比較

比較対照:なし。事例素材による記述と、従来の治療法との対比。

O|結果

著者は、自我状態モデルによる治療を記述し、事例素材によって例証している。さらに治療が進むと自我状態の変容と成熟が起こり、内的な構造と力動の変化、および外的な対人関係の改善が反映されると述べている。パーソナリティ症に自我状態療法を用いる際の課題が、従来の治療法と対比して論じられている。

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