戦闘ストレス障害・PTSD・急性ストレス障害に対する単回マニュアル化自我状態療法(EST)第1部——理論
Single-session manualized ego state therapy (EST) for combat stress injury, PTSD, and ASD, part 1: the theory.
この研究について自我状態療法(EST)を開発したJohn G. Watkins氏が共著の研究です。データを伴わない理論の提示です。開発者が設計・監督に関与しています。
対象:PTSD原著・その他
- 著者
- Barabasz A.F.・Barabasz M.・Watkins J.G.
- 掲載誌
- The International journal of clinical and experimental hypnosis
- 巻号ページ
- 59巻4号379-91頁
- 発行年月日
- 2011年10月
- PMID
- 21867374
- 技法
- EST
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
戦闘ストレス障害・PTSD・急性ストレス障害のある人。
E|介入
自我状態療法(EST)。単回のマニュアル化された手順。除反応を伴う催眠を用いる。
C|比較
比較対照:なし。理論の提示。
O|結果
本稿は、自我状態療法が自我状態の産物としてのパーソナリティ理解から、外傷的出来事に対処するために自我に備給された要素と対象に備給された要素がどう結びつくかの概念化へと発展したと述べている。神経生物学の研究がワトキンスの戦争神経症の概念化を裏づけつつあるとし、外傷記憶はその重篤さゆえに皮質下・意識下の脳領域に符号化され、広く行われる認知行動的な管理療法では到達できないが、単回のマニュアル化された自我状態療法の手順では到達できると論じている。除反応を伴う催眠が、生理的・心理的に十分強い水準で自我状態の表出を促し、治療者の存在下で情動を解放させ、その後に解釈と再統合が行われるとしている。
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