戦闘ストレス障害・PTSD・急性ストレス障害に対する単回の解除反応型自我状態療法の有効性
Efficacy of single-session abreactive ego state therapy for combat stress injury, PTSD, and ASD.
この研究について自我状態療法(EST)を開発したJohn G. Watkins氏が共著の研究です。36名と小規模で、無作為化は抄録には記載がありません。治療直後は偽薬を受けた方にも有意な改善があった点も結果の読み方に関わります。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)
- 著者
- Barabasz A.・Barabasz M.・Christensen C.・French B.・Watkins J.G.
- 掲載誌
- The International journal of clinical and experimental hypnosis
- 巻号ページ
- 61巻1号1-19頁
- 発行年月日
- 2013年
- PMID
- 23153382
- 技法
- EST
- 研究デザイン
- 介入研究(非対照・パイロット)
この研究のまとめ
P|対象
DSM-IV-TRとPTSDチェックリストの基準を満たす患者36名。戦闘ストレス障害・急性ストレス障害を含む。
E|介入
自我状態療法(EST)。マニュアル化された5〜6時間の単回治療。除反応を伴う催眠で外傷体験の「再体験」を繰り返す。
C|比較
比較対照:偽薬条件。同じく単回で実施。
O|結果
偽薬群と自我状態療法群の双方が、治療直後にPTSDチェックリストの得点の有意な減少を示した(偽薬:平均17.34点、自我状態療法:平均53.11点)。しかし4週後と16〜18週後の追跡で有意な治療効果を保っていたのは自我状態療法の患者のみだった。著者らは、除反応を伴う自我状態療法がPTSDに有効で持続的な治療と思われるとしている。
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