ブレインスポッティング——トラウマの賦活に伴う感覚運動記憶に中脳を介してアクセスし癒す
Brainspotting: recruiting the midbrain for accessing and healing sensorimotor memories of traumatic activation.
この研究についてブレインスポッティングを開発したDavid Grand氏が共著の論考です。データを報告した研究ではなく、機序の仮説を示したものです。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
論説・コメンタリー
- 著者
- Corrigan F.・Grand D.
- 掲載誌
- Medical hypotheses
- 巻号ページ
- 80巻6号759-66頁
- 発行年月日
- 2013年4月6日
- PMID
- 23570648
- 技法
- BSP
- 研究デザイン
- 論説・コメンタリー
この研究のまとめ
P|対象
(対象者なし:ブレインスポッティングの作用機序についての仮説)
E|介入
ブレインスポッティング(BSP)。外傷的な出来事を語る際に生じる身体の活性化が視野内に共鳴点(ブレインスポット)をもつという観察にもとづく心理療法。
C|比較
比較対照:なし。外傷的活性化の感覚運動的な記憶への接近と治癒について、検証可能な仮説を提示した論考。
O|結果
著者らは、主要な仮説として、ブレインスポットに注意を向けることが網膜‐上丘経路を介して内側視床枕、前部・後部帯状皮質、頭頂間溝(島皮質と連絡する)を動員すると述べている。記憶・感情・身体感覚の結びつきには頭頂葉と前頭葉の相互連絡と前頭前皮質での解決が必要でありうるとしつつ、自己についての変化した感じが治癒する能力は、上丘と中脳水道周囲灰白質の水準で生じていると論じている。
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