A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized and Nonrandomized Trials of Clinical Emotional Freedom Techniques (EFT) for the Treatment of Depression.
この研究についてトラウマではなく抑うつを対象にしたメタアナリシスです。報告された効果量は非常に大きい一方、比べた相手の多くは通常のケアや呼吸法・支持的面接で、EMDRとの比較では差が認められていません。対照群のない効果研究8件も統合に含まれています。
効果を検証した研究メタアナリシス
- 著者
- Nelms J.A.・Castel L.
- 掲載誌
- Explore (New York, N.Y.)
- 巻号ページ
- 12巻6号416-426頁
- 発行年月日
- 2016年8月18日
- PMID
- 27843054
- 技法
- EFT(感情解放テクニック)
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
抑うつのある人。2005〜2015年に公表された臨床EFTの研究20件(無作為化比較試験12件・効果研究8件)。効果研究461名・無作為化比較試験398名。
E|介入
臨床EFT(感情解放テクニック)。認知療法・曝露療法の要素と経穴の手技的刺激を組み合わせる。1〜10セッション。
C|比較
比較対照:通常治療(TAU)、横隔膜呼吸(DB)、支持的面接(SI)、EMDR。電子検索で研究を同定。
O|結果
本メタアナリシスが統合した20件では、無作為化比較試験における抑うつの治療に大きな効果量が認められた。治療直後の効果量は無作為化比較試験でCohen d=1.85、効果研究でd=0.70だった。90日未満の追跡では1.21、90日以上では1.11だった。追跡時点では横隔膜呼吸(p=0.06)・支持的面接(p<0.001)・睡眠衛生教育(p=0.036)よりEFTが優れていた。EMDRとの治療効果に有意差は認められなかった。全研究を通じた症状低下の平均は−41%だった。著者らは、治療直後の効果量(d=1.31)が抗うつ薬試験や心理療法研究のメタアナリシスで測られたものより大きかったと述べている。
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