Treating acute posttraumatic reactions in children and adolescents.

この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したJudith A. Cohen氏が筆頭の研究です。2003年の時点の整理で、その後の研究は含まれていません。急性期の早期介入については利益も害も分かっていないと述べています。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
著者
Cohen J.A.
掲載誌
Biological psychiatry
巻号ページ
53巻9号827-33頁
発行年月日
2003年5月1日
PMID
12725975
技法
TF-CBT
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

トラウマに急性期に曝された子ども・青年。

E|介入

TF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)。急性期の早期介入としての適用。

C|比較

対象とした研究:性的虐待から1〜6か月以内の症状のある子どもへのTF-CBTの効力を示した3件、慢性PTSDのある子どもへの対照研究とオープン研究、急性期の薬物療法の無作為化比較試験1件。

O|結果

本総説は、急性期にトラウマに曝された子どもへの早期介入の効果はまだ分かっておらず、曝露直後の短期心理社会的介入の利益も害も検討されていないと整理している。性的虐待から1〜6か月以内の症状のある子どもへのTF-CBTの効力を示した研究は3件あり、慢性PTSDのある子どもを対象とした複数の対照研究・オープン研究もTF-CBTを支持しているが、最適な量と中核的な構成要素は定まっていないとしている。薬物療法については無作為化比較試験が1件のみで、オープン研究は方法上の弱点があるとする。

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