Internal multiplicity in emotion-focused psychotherapy.

この研究について感情焦点化療法を開発したLeslie S. Greenberg氏が共著の研究です。1事例のみの説明で、効果を測った研究ではありません。感情焦点化療法の考え方を示すものとしてお読みください。開発者が関与した実施のため、技法が整った条件で行われている可能性があります。
効果を検証した研究症例報告・事例研究
著者
Smith K.W.・Greenberg L.S.
掲載誌
Journal of clinical psychology
巻号ページ
63巻2号175-86頁
発行年月日
2007年2月
PMID
17173325
技法
感情焦点化療法
研究デザイン
症例報告・事例研究

この研究のまとめ

P|対象

感情焦点化療法を受けた男性クライエント1名。

E|介入

感情焦点化療法。自己の諸声(voices)の間の内的対話を促す介入。

C|比較

比較対照:なし。1事例による説明。

O|結果

本稿は、感情焦点化療法がクライエントの問題を、自己の諸声の間の内的対話が不調になった徴候として捉えること、その原因はしばしば1つ以上の声が不適応な感情にもとづく感情図式を発達させたことにあると述べている。治療の目標はそうした不適応な感情をより適応的なものに変えることにあり、治療者の介入は自己の諸声の間の対話の過程を促し、適応的な感情の体験へと導くことに向けられる。事例研究により、男性クライエントの激怒と絶望が、自己の中で諸声が互いを尊重し助け合うことを学ぶにつれて、自己主張と優しさへ変わっていく様子が示されている。

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