Alliance in two telephone-administered treatments: relationship with depression and health outcomes.
この研究についてPTSDではなく多発性硬化症が対象です。主題は治療の効果ではなく治療者との関係で、関係を重んじる感情焦点化療法のほうが得点が低いという結果でした。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Beckner V.・Vella L.・Howard I.・Mohr D.C.
- 掲載誌
- Journal of consulting and clinical psychology
- 巻号ページ
- 75巻3号508-12頁
- 発行年月日
- 2007年6月
- PMID
- 17563167
- 技法
- 感情焦点化療法
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
多発性硬化症のクライエント97名。
E|介入
電話による支持的感情焦点化療法(T-SEFT)。手引き化された16週間の体験的治療。
C|比較
比較対照:電話による認知行動療法(T-CBT)。無作為化臨床試験。治療同盟と抑うつ・健康の転帰の関係を検討。
O|結果
同盟の得点は電話による支持的感情焦点化療法より電話による認知行動療法のほうが有意に高く、治療はいくつかの指標で同盟と転帰の関係を左右していた。具体的には、早期の症状の変化を統制したうえで、同盟はその後の抑うつの改善を認知行動療法の条件では予測したが、支持的感情焦点化療法では予測しなかった。多発性硬化症に関連する障害についても認知行動療法のみで同様の傾向が見られた。著者らは、これが電話療法という新しい様式における同盟の役割を検討した最初期の研究の一つであり、治療者とクライエントの関係が電話療法における改善に重要であること、転帰における同盟の役割が治療の接近によって異なりうることを示唆すると述べている。
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