Efficacy of two versions of emotion-focused therapy for resolving child abuse trauma.

この研究について2つの版はどちらも改善しており、版の違いによる有意差は認められていません。どちらかが優るという意味ではありません。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Paivio S.C.・Jarry J.L.・Chagigiorgis H.・Hall I.・Ralston M.
掲載誌
Psychotherapy research : journal of the Society for Psychotherapy Research
巻号ページ
20巻3号353-66頁
発行年月日
2010年5月
PMID
20099203
技法
感情焦点化療法
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

子ども期の種々の不適切な養育(心理的・身体的・性的虐待、情緒的ネグレクト)の既往のある男女45名。

E|介入

外傷のための感情焦点化療法(EFTT)。加害者へのイメージ対決(IC)を用いる版(n=20)と、外傷素材の共感的探索(EE)を用いる版(n=25)。

C|比較

比較対照:2つの版への無作為割付。症状の苦痛、自己と対人関係の問題、外傷の解消を治療後と追跡で測定。

O|結果

8つの指標で統計的にも臨床的にも有意な改善が治療後に認められ、その改善は追跡でも維持された。2つの版の間に統計的な有意差は認められなかった。臨床的に意味のある変化の割合はイメージ対決の版で高く、脱落率は共感的探索の版で低かった(7%対20%)。パーソナリティ病理が重いほど、とくに共感的探索の版で転帰の一部が悪くなっていた。

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