An examination of the relationships among clients' affect regulation, in-session emotional processing, the working alliance, and outcome.
この研究について治療の効果の比較ではなく、感情焦点化療法が想定する「感情の処理」の仕組みを確かめた研究です。PTSDではなくうつ病が対象です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Watson J.C.・McMullen E.J.・Prosser M.C.・Bedard D.L.
- 掲載誌
- Psychotherapy research : journal of the Society for Psychotherapy Research
- 巻号ページ
- 21巻1号86-96頁
- 発行年月日
- 2011年1月
- PMID
- 21086216
- 技法
- 感情焦点化療法
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
うつ病の治療を受けたクライエント66名。
E|介入
過程体験的な感情焦点化療法。
C|比較
比較対照:認知行動療法。クライエントの感情調節の能力・セッション内の情動処理・転帰・作業同盟の関係を検討。
O|結果
クライエントの当初の感情調節の水準は、治療の初期と作業期における情動処理の水準を予測した。作業期の情動処理のピークは、当初の感情調節の水準と治療終了時の感情調節の水準の関係を媒介し、治療終了時の感情調節の水準は、作業期の情動処理のピークと転帰の関係を媒介した。治療終了時のクライエントの感情調節は、作業同盟とは独立に転帰を予測した。著者らは、この所見が、治療の早い段階でのクライエントの感情調節の水準が、短期療法におけるセッション内の処理の質と転帰に大きな影響をもつことを示唆すると述べている。
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