Stepped care versus standard trauma-focused cognitive behavioral therapy for young children.

この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したJudith A. Cohen氏が共著の研究です。費用を抑えた提供方式が標準のTF-CBTに劣らないかを調べた試験です。53名と小規模で、「劣らない」ことを確かめる設計なので、より優れていることを示したものではありません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Salloum A.・Wang W.・Robst J.・Murphy T.K.・Scheeringa M.S.・Cohen J.A.・Storch E.A.
掲載誌
Journal of child psychology and psychiatry, and allied disciplines
巻号ページ
57巻5号614-22頁
発行年月日
2015年10月7日
PMID
26443493
技法
TF-CBT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

外傷後ストレス症状(PTSS)のある3〜7歳の子ども53名。

E|介入

段階的ケア型TF-CBT(SC-TF-CBT)。治療の障壁に対処するために設計された新しい提供方式。

C|比較

比較対照:標準のTF-CBT群。2:1で無作為割付。盲検化した評価者が、選別・ベースライン、段階1の後、治療後、3か月後に評価。ClinicalTrials.gov NCT01603563。

O|結果

両条件とも、外傷後ストレス症状と副次評価項目で経時的に同程度の改善が認められた。主要評価項目である外傷後ストレス症状と、副次評価項目のうち重症度・内在化症状については、SC-TF-CBTが標準のTF-CBTに劣らないことが支持されたが、外在化症状については支持されなかった。治療前から治療後、治療前から3か月後までの変化の比較では、PTSDの診断状態・治療反応・寛解のいずれにも統計的な有意差は認められなかった。親の満足度は両条件とも高かった。費用はSC-TF-CBTの子どものほうが51.3%低かった。

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