Improvements in personal resiliency among youth who have completed trauma-focused cognitive behavioral therapy: A preliminary examination.
この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したEsther Deblinger氏が筆頭の研究です。対照群のない研究で、著者らも予備的な検討と述べています。レジリエンスと症状がともに改善したという相関で、どちらが先かは示されていません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)
- 著者
- Deblinger E.・Pollio E.・Runyon M.K.・Steer R.A.
- 掲載誌
- Child abuse & neglect
- 巻号ページ
- 65巻132-139頁
- 発行年月日
- 2017年2月3日
- PMID
- 28161655
- 技法
- TF-CBT
- 研究デザイン
- 介入研究(非対照・パイロット)
この研究のまとめ
P|対象
子ども時代の性的虐待(CSA)の影響を受けた7〜17歳の子ども・青年157名。加害者でない養育者とともに参加。
E|介入
TF-CBT。
C|比較
比較対照:なし。子ども・青年用レジリエンス尺度(RSCA)を治療の前後に実施。治療前の得点が外傷後ストレス・抑うつ症状の低減を左右するかを階層的回帰分析で検討。
O|結果
レジリエンス尺度の得点は、PTSDと抑うつの転帰指標の改善のいずれも左右しなかった。一方、治療前後の対応のあるt検定により、熟達感(MAS)・つながりの感覚(REL)・情動反応性(REA)の各得点は、経時的に有意な改善を示した(いずれも p<0.001)。3つの尺度の残差化した治療後得点を用いて改善を評価したところ、レジリエンスの変化と、PTSD・抑うつの各指標の残差化した転帰得点との間に有意な相関が認められた。情動反応性の低下と、熟達感・つながりの感覚の上昇は、症状の少なさと関連していた。
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