広場恐怖に対する思考場療法・認知行動療法・待機リスト群の比較——12か月追跡を伴う無作為化比較試験

Thought Field Therapy Compared to Cognitive Behavioral Therapy and Wait-List for Agoraphobia: A Randomized, Controlled Study with a 12-Month Follow-up.

この研究について対象はトラウマではなく広場恐怖症です。認知行動療法との間に有意差は認められていませんが、それは同等であることを示すものではありません。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Irgens A.C.・Hoffart A.・Nysæter T.E.・Haaland V.Ø.・Borge F.・Pripp A.H.・Martinsen E.W.・Dammen T.
掲載誌
Frontiers in psychology
巻号ページ
8巻283-292頁
発行年月日
2017年6月20日
PMID
28676782
技法
TFT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

広場恐怖症の患者72名。

E|介入

TFT(思考場療法)。24名(待機リスト群からの追加割付を含め計36名)。

C|比較

比較対照:認知行動療法(CBT)24名(計36名)と待機リスト群24名。3か月の待機後に待機リスト群を再度無作為割付。主要評価項目は盲検の面接者による不安症面接尺度の症状得点。

O|結果

認知行動療法とTFTはいずれも治療後に待機リスト群より良好な結果を示した(p<0.001)。治療後と12か月後の追跡のいずれでも、認知行動療法とTFTのあいだに有意差は認められなかった(p=0.33、p=0.90)。著者らは、本研究がTFTを認知行動療法と比較した初めての研究であり、TFTが広場恐怖症の患者に効率的な治療となりうることを示すと述べている。

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抄録

日本語訳

【背景】思考場療法(TFT)は多くの精神科的な状態に用いられているが、その有効性は十分に裏づけられていない。したがって、TFTを確立された治療と比較する研究が必要である。本研究は、広場恐怖の患者に対するTFTと認知行動療法(CBT)の有効性を比較する。 【方法】MINI PLUSを含む診断手続きを治療または待機の前に実施したうえで、72名をCBT(24名)、TFT(24名)、待機リスト条件(WLC、24名)に無作為に割り付けた。3か月の待機期間の後、待機群の患者はCBT(12名)またはTFT(12名)に無作為に割り付けられ、全員が治療または待機期間の後と12か月後に再評価された。まずCBT・TFT・待機の3群を比較した。待機後の無作為化の後は、全員の治療前得点をベースラインとして、CBT(12+24=36名)とTFT(12+24=36名)を比較した。主要な評価項目は、治療条件を知らされていない面接者が実施した不安症面接尺度の症状得点である。統計的比較には独立標本のt検定、フィッシャーの正確検定、分散分析と共分散分析を用いた。 【結果】CBTとTFTはいずれも待機リスト条件より良好な結果を示し(p<0.001)、CBTとTFTの間には有意な差は認められなかった(それぞれp=0.33、p=0.90)。 【結論】本論文は、あらゆる疾患を通じてTFTとCBTを比較した初めての研究である。TFTが広場恐怖の患者に有効な治療となりうることを示した。 【試験登録】ClinicalTrials.gov NCT00932919。

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訳:本サイト(AIによる翻訳)

原文(English)を表示

【Background:】 Thought field therapy (TFT) is used for many psychiatric conditions, but its efficacy has not been sufficiently documented. Hence, there is a need for studies comparing TFT to well-established treatments. This study compares the efficacy of TFT and cognitive behavioral therapy (CBT) for patients with agoraphobia. 【Methods:】 Seventy-two patients were randomized to CBT (N = 24), TFT (N = 24) or a wait-list condition (WLC) (N = 24) after a diagnostic procedure including the MINI PLUS that was performed before treatment or WLC. Following a 3 months waiting period, the WL patients were randomized to CBT (n = 12) or TFT (n = 12), and all patients were reassessed after treatment or waiting period and at 12 months follow-up. At first we compared the three groups CBT, TFT, and WL. After the post WL randomization, we compared CBT (N = 12 + 24 = 36) to TFT (N = 12 + 24 = 36), applying the pre-treatment scores as baseline for all patients. The primary outcome measure was a symptom score from the Anxiety Disorders Interview Scale that was performed by an interviewer blinded to the treatment condition. For statistical comparisons, we used the independent sample's t-test, the Fisher's exact test and the ANOVA and ANCOVA tests. 【Results:】 Both CBT and TFT showed better results than the WLC (p < 0.001) at post-treatment. Post-treatment and at the 12-month follow-up, there were not significant differences between CBT and TFT (p = 0.33 and p = 0.90, respectively). 【Conclusion:】 This paper reports the first study comparing TFT to CBT for any disorder. The study indicated that TFT may be an efficient treatment for patients with agoraphobia. 【Trial Registration:】 https://clinicaltrials.gov/, identifier NCT00932919.

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