学生相談における思考場療法の効果と心拍変動への影響——無作為化比較試験
The efficacy of thought field therapy and its impact on heart rate variability in student counseling: A randomized controlled trial.
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Morikawa A.・Takayama M.・Yoshizawa E.
- 掲載誌
- Explore (New York, N.Y.)
- 巻号ページ
- 18巻5号579-586頁
- 発行年月日
- 2021年9月29日
- PMID
- 34642106
- 技法
- TFT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
大学生50名(TFTを受けたのは39名)。
E|介入
思考場療法(TFT)のカウンセリング1セッション。
C|比較
比較対照:待機リスト対照群への無作為割付。主観的障害単位(SUDS)と心拍変動(HRV)をセッション前後で測定。待機リスト群にも後にTFTを実施し、気分プロフィール検査第2版(POMS 2)を1〜3週間の待機後に全員が実施。
O|結果
TFTを受けた39名では、療法前と比べて療法後の心拍変動が有意に高かった(p<0.001)。SUDSを測定した33名でも有意な改善が認められ(p<0.001)、平均36分の所要時間で苦痛が91%減少した。一方、気分プロフィール検査第2版の得点では、介入群(n=24)と対照群(n=15)のあいだに改善の有意差は認められなかった。著者らは、短時間のTFTが大学生のストレスと心理的苦痛を減らし生理的なレジリエンスを高めうるが、単回セッションでは長期的な心理状態の改善には足りなかったと述べている。
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