イラク・クルディスタン地域における認知行動療法と思考場療法の適用——政情不安と武力紛争下のメンタルヘルス介入に関する後ろ向き事例集積研究
Applying Cognitive Behavioral Therapy and Thought Field Therapy in Kurdistan region of Iraq: A retrospective case series study of mental-health interventions in a setting of political instability and armed conflicts.
この研究について著者自身の実践の記録を後からまとめた研究です。無作為に割り付けた比較ではありません。
効果を検証した研究症例報告・事例研究
- 著者
- Seidi P.A.M.・Jaff D.・Connolly S.M.・Hoffart A.
- 掲載誌
- Explore (New York, N.Y.)
- 巻号ページ
- 17巻1号84-91頁
- 発行年月日
- 2020年6月25日
- PMID
- 32622816
- 技法
- TFT
- 研究デザイン
- 症例報告・事例研究
この研究のまとめ
P|対象
イラク・クルディスタン地域ガルミアン地方の相談者31名(政治的不安定と武力紛争の続く環境)。
E|介入
TFT(思考場療法)。
C|比較
比較対照:認知行動療法との比較(後ろ向きの事例集積。有意抽出により31名の記録を選定)。
O|結果
認知行動療法を受けた13名のうち、改善したのは1名で、他は症状に変化がないか悪化したか、治療から脱落した。TFT(思考場療法)のみを受けた11名は全員が症状の改善を示した。認知行動療法を受けて改善しなかった7名がTFT(思考場療法)を受け、最終的に改善した。著者らは、この地域では文化・社会的な問題に合わせた費用対効果の高い検証済みの介入が乏しいと述べている。
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