Attachment-based family therapy and individual emotion-focused therapy for unresolved anger: Qualitative analysis of treatment outcomes and change processes.
この研究についてトラウマではなく親への未解決の怒りを扱った研究です。効果を測ったものではなく、治療を受けた方の語りから治療のあとの状態と変化の過程を調べています。治療が関係に否定的な影響を与えたという報告も含まれています。
効果を検証した研究質的研究
- 著者
- Steinmann R.・Gat I.・Nir-Gottlieb O.・Shahar B.・Diamond G.M.
- 掲載誌
- Psychotherapy (Chicago, Ill.)
- 巻号ページ
- 54巻3号281-291頁
- 発行年月日
- 2017年9月
- PMID
- 28922007
- 技法
- 感情焦点化療法
- 研究デザイン
- 質的研究
この研究のまとめ
P|対象
親への未解決の怒りについて、愛着にもとづく家族療法(ABFT)または個別の感情焦点化療法(EFT)を10セッション受けたクライエント26名。治療完了から6か月後に面接。
E|介入
(介入なし:治療の転帰と変化の過程についての質的面接)
C|比較
比較対照:愛着にもとづく家族療法を受けた群と、個別の感情焦点化療法を受けた群。合意的質的研究の手法で分析。
O|結果
面接から6つの主題が得られた。両条件のクライエントが、親との関係の改善、親についての新しい視点の獲得、親への慈しみの増加、怒りへの反応性の低下、「洗い流された」感覚、新しい対処方略の獲得を報告した。愛着にもとづく家族療法のクライエントは親との関係の改善をより多く報告し、感情焦点化療法のクライエントは「洗い流された」感覚をより多く報告していた。両群とも変化を生産的な情動処理に帰しており、これまで直接言えなかったことを親に言えたことにも帰していた(ただし愛着にもとづく家族療法でより多かった)。感情焦点化療法のクライエントの一部は、治療が親との関係に否定的な影響を与え怒りが増したと報告し、愛着にもとづく家族療法のクライエントの一部は治療中の肯定的な影響が続かなかったと報告したが、これらの否定的な転帰について群間に有意差は認められなかった。
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