Trauma-Focused Cognitive Behavioral Therapy for Childhood Traumatic Separation.
この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したJudith A. Cohen・Anthony P. Mannarino氏が筆頭の研究です。合成した事例をもとにした記述です。著者自身が、有効性を確かめる研究はこれからだと述べています。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
効果を検証した研究解説・特集記事
- 著者
- Cohen J.A.・Mannarino A.P.
- 掲載誌
- Child abuse & neglect
- 巻号ページ
- 92巻179-195頁
- 発行年月日
- 2019年4月15日
- PMID
- 30999167
- 技法
- TF-CBT
- 研究デザイン
- 解説・特集記事
この研究のまとめ
P|対象
子ども時代の外傷的な離別を体験した子ども。合成した臨床事例2例。
E|介入
TF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)。外傷的な離別に向けた調整を加える。
C|比較
比較対照:なし。合成事例2例をもとにした記述。
O|結果
本稿は、外傷的な離別へのTF-CBTの適用を5点に整理している——①安全の構成要素を最初に行う、②離別の不確かさに対応するよう対処技能を調整する、③過去のトラウマをトラウマ物語と離別の処理に統合する、④離れた親とのつながりを保ちながら新しい関係に踏み出す難しさに向けた構成要素を用意する、⑤役割の変化に取り組む。著者らは、これらの修正が多くの子どもに実施され、事例的には良好な転帰が得られているとしたうえで、有効性を裏づける研究が必要だと述べている。
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