Longitudinal changes in brain function associated with symptom improvement in youth with PTSD.
この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したJudith A. Cohen氏が共著の研究です。主に測っているのは症状ではなく脳の活動です。比べた相手は治療を受けない健康な方なので、治療の効果を比べたものではありません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD非無作為化比較試験全文が読めます
- 著者
- Garrett A.・Cohen J.A.・Zack S.・Carrion V.・Jo B.・Blader J.・Rodriguez A.・Vanasse T.J.・Reiss A.L.・Agras W.S.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 114巻161-169頁
- 発行年月日
- 2019年4月27日
- PMID
- 31082658
- 技法
- TF-CBT
- 研究デザイン
- 非無作為化比較試験
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある9〜17歳の青年20名と、年齢・性別を合わせた健常対照20名。機能的MRIを各2回、計80スキャン。
E|介入
トラウマフォーカスト認知行動療法。症状の改善を確実にするためPTSD群に提供。
C|比較
比較対照:健常対照群(治療なし)。5か月の間隔をおいた前後の撮像。表情課題のデータについて全脳のボクセル単位の賦活と関心領域の解析。
O|結果
治療前、PTSD群は健常対照と比べて帯状皮質・海馬・扁桃体・内側前頭皮質に異常に高い賦活を示した。治療前から終了時にかけてPTSD症状は平均39%改善した。PTSD症状の縦断的な改善は、後部帯状回・中部帯状回・海馬の賦活の低下と関連し、解離症状の改善は扁桃体の賦活の低下と相関していた。著者らは、PTSDのある若者の情動処理に関わる脳ネットワークの異常が症状の改善とともに正常化することが、若い患者におけるこれらの領域の神経可塑性と早期介入の重要性を示すと述べている。
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