Providing manualized individual trauma-focused CBT to unaccompanied refugee minors with uncertain residence status: a pilot study.

この研究について対照群のない26名の予備的な研究です。治療の後の在留資格の行方が症状に影響しうることも示唆されています。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
Unterhitzenberger J.・Wintersohl S.・Lang M.・König J.・Rosner R.
掲載誌
Child and adolescent psychiatry and mental health
巻号ページ
1171-1179頁
発行年月日
2019年5月17日
PMID
31131021
技法
TF-CBT
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

ドイツの大学の心理療法外来で治療を受けた、保護者を伴わない難民の未成年26名(全員男性、平均17.1歳、SD 1.0)。73.1%がアフガニスタン出身で、全員が在留資格を持たない。報告された外傷的出来事の種類は平均11.3(SD 2.8)。

E|介入

マニュアル化した個別のTF-CBT。平均15セッション。児童青少年福祉施設のソーシャルワーカーなど専門の養育者も関与。

C|比較

比較対照:なし。非対照のパイロット研究。治療後・6週後・6か月後に追跡。主要評価項目はCATSとKinder-DIPSによるPTSD、副次評価項目は抑うつ・行動・身体症状。

O|結果

治療後、修了した19名ではPTSD症状が有意に低下し(F(1,18)=11.41、p=0.003)、効果量は大きかった(d=1.08)。改善は6週後と6か月後も維持された。養育者からは抑うつと行動の症状の有意な低下も報告された。臨床面接によれば、PTSDの症例の84%が治療後に回復した。6か月後、庇護申請が却下された若者では個々の経過においてPTSD症状の増加がみられたが、この効果は有意ではなかった。

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