Feasibility of Present-Centered Therapy for Prolonged Grief Disorder: Results of a Pilot Study.

この研究について主題はTF-CBTではなく現在中心療法という別の治療です。対象もPTSDではなく、長引く悲嘆です。20名と小規模で、比べる相手の群はありません。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
Vogel A.・Comtesse H.・Nocon A.・Kersting A.・Rief W.・Steil R.・Rosner R.
掲載誌
Frontiers in psychiatry
巻号ページ
12巻951-958頁
発行年月日
2021年4月15日
PMID
33935813
技法
TF-CBT
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

遷延性悲嘆症(PGD)の成人20名。

E|介入

現在中心療法(PCT)。50分×20〜24セッション。経験の浅い治療者が実施。

C|比較

比較対照:なし。実施可能性のパイロット研究。主要評価項目は遷延性悲嘆面接13項目版による症状の重症度。副次は自己報告の遷延性悲嘆・抑うつ・全般的な心理的苦痛・身体症状の重症度。治療前・治療後・3か月後に評価。

O|結果

intention-to-treat解析により、面接にもとづく遷延性悲嘆の症状の重症度が治療後に有意に減少し(d=1.26)、3か月後の追跡まで維持された(d=1.25)。自己報告の遷延性悲嘆症状、抑うつ、全般的な心理的苦痛にも有意な減少が認められた。身体症状には変化が認められなかった。完了率は85%であった。治療者は現在中心療法を、患者の個別の必要に合わせられる学習可能な治療プログラムだと評価した。著者らは、効果はメタアナリシスで報告された値より大きく、外来での実施可能性も良好だと述べている。

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