Stepped Care Versus Standard Care for Children After Trauma: A Randomized Non-Inferiority Clinical Trial.

この研究についてTF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)を開発したJudith A. Cohen氏が共著の研究です。劣らないことを確かめる設計です。段階的に行う形が標準の形と同程度の結果で、費用は低く済んだという報告です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Salloum A.・Lu Y.・Chen H.・Quast T.・Cohen J.A.・Scheeringa M.S.・Salomon K.・Storch E.A.
掲載誌
Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry
巻号ページ
61巻8号1010-1022.e4頁
発行年月日
2022年1月12日
PMID
35032578
技法
TF-CBT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

心的外傷後ストレス症状のある4〜12歳の子ども183名とその養育者。地域の6つの診療所。

E|介入

トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)。標準の治療者主導の形式。

C|比較

比較対照:段階的ケア型TF-CBT(第1段階は親主導・治療者が補助、効果が不十分な子どもには第2段階で治療者主導のTF-CBT)群。無作為割付の非劣性試験。ベースライン・治療中・治療後・6か月後・12か月後に評価。主要評価項目は心的外傷後ストレス症状と機能の障害。費用・受け入れやすさ・満足度も測定。

O|結果

段階的ケア群の変化率は主要・副次のいずれの指標でも標準TF-CBT群と同程度だった。心的外傷後ストレス症状・機能の障害・重症度について、6か月時点の機能の障害を除くすべての時点で非劣性が示された。脱落に群間有意差は認められなかった(完了者132名)。ベースラインでの受け入れやすさは段階的ケア群の親のほうが低かったが、期待される改善や治療後の満足度に有意差は認められなかった。回帰推定では総費用は段階的ケアのほうが38.4%低く、反復して生じる費用は53.7%低かった。

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