The integration of yoga breathing techniques in cognitive behavioral therapy for post-traumatic stress disorder: A pragmatic randomized controlled trial.

この研究について調べられているのはTF-CBT単独ではなく、ヨガの呼吸法を足したときの上乗せの効果で、どちらの群もTF-CBTを受けています。全員を含めた解析では効果は認められず、息を止める手続きで具合が悪くなった方では症状がかえって重くなっていました。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Haller H.・Mitzinger D.・Cramer H.
掲載誌
Frontiers in psychiatry
巻号ページ
14巻1053-1059頁
発行年月日
2023年4月17日
PMID
37139325
技法
TF-CBT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者74名(84%が女性、平均44.2歳)。

E|介入

TF-CBTの各セッションの冒頭にプラーナーヤーマ(ヨガの呼吸法と息止め)を加える。

C|比較

比較対照:TF-CBT単独。無作為割付。主要評価項目は10セッション後の自己報告のPTSD重症度。ITTと探索的なper-protocol解析。

O|結果

ITT解析では、息止め持続時間(20.81秒、95%信頼区間 13.05〜28.60)を除き、主要・副次いずれの指標にも有意差は認められなかった。プラーナーヤーマ中に有害事象がなかった31名のper-protocol解析では、対照群よりPTSD重症度が有意に低く(−5.41、−10.17〜−0.64)、精神的な生活の質が有意に高かった(4.89、1.38〜8.41)。反対に、息止め中に有害事象があった患者は対照群より重症度が有意に高かった(12.39、5.08〜19.71)。併存する身体表現性障害は変化の有意な調整因子であった(p=0.029)。

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