The efficacy and acceptability of psychological interventions for adult PTSD: A network and pairwise meta-analysis of randomized controlled trials.

この研究について複数の治療を間接的に比べたメタアナリシスです。TF-CBTは有効性が高い一方で脱落がやや多いという結果で、著者ら自身が解釈の慎重さを求めています。
効果を検証した研究対象:PTSDネットワークメタアナリシス
著者
Hoppen T.H.・Jehn M.・Holling H.・Mutz J.・Kip A.・Morina N.
掲載誌
Journal of consulting and clinical psychology
巻号ページ
91巻8号445-461頁
発行年月日
2023年5月4日
PMID
37141033
技法
TF-CBT
研究デザイン
ネットワークメタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

成人のPTSD。組み入れた157件の無作為化比較試験・11,565名。

E|介入

TF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)。あわせてEMDR・他のトラウマ焦点化介入・トラウマ焦点をもたない介入を対象。

C|比較

対象とした研究:157件の無作為化比較試験・11,565名。有効性と受容性(全原因脱落)を検討。

O|結果

本ネットワークメタアナリシスが統合した157件では、すべての治療が対照条件と比べて有効だった。介入間に有効性の有意差は認められなかった。一方でTF-CBTは、トラウマ焦点をもたない介入より短期(g=0.17)・中期(g=0.23)・長期(g=0.20)のいずれでも高い有効性を示した。対比較のメタアナリシスでは、TF-CBTのほうがトラウマ焦点をもたない介入よりわずかに脱落が多かった(RR=1.36、95%CI 1.08〜1.70)。著者らは、ネットワークの不整合と転帰の大きな異質性を踏まえて慎重に解釈する必要があると述べている。

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