Childbirth-related posttraumatic stress disorder: definition, risk factors, pathophysiology, diagnosis, prevention, and treatment.

この研究について出産に関連するPTSDについての幅広い総説で、TF-CBTはそのなかの治療の一つとして挙げられています。抄録には効果をまとめた数字が示されていません。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
著者
Horsch A.・Garthus-Niegel S.・Ayers S.・Chandra P.・Hartmann K.・Vaisbuch E.・Lalor J.
掲載誌
American journal of obstetrics and gynecology
巻号ページ
S1116-S1127
発行年月日
2024年1月9日
PMID
38233316
技法
TF-CBT
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

出産に関連するPTSDのある人。世界で毎年、母親660万人と父親・共同養育者170万人が影響を受けると推計される。

E|介入

TF-CBT(EMDRとともに三次予防として位置づけられる)。

C|比較

比較対照:なし。出産に関連するPTSDの定義・危険因子・病態生理・診断・予防・治療の概観。

O|結果

本総説は、出産に関連するPTSDを発症する親が外傷的な出産体験の直接の結果としてそうなるという証拠が積み重なっており、早産・死産・妊娠高血圧腎症などの高危険群では有病率が高いと整理している。危険因子として、産前(妊娠中の抑うつ・出産への恐怖・妊娠中の不調や合併症・トラウマや性的虐待の既往・精神的健康の問題)、周産期(否定的な主観的出産体験・器械分娩・産科合併症・重症母体合併症・支援の欠如・解離)、産後(抑うつ・産後の身体合併症・対処の乏しさとストレス)の各因子を挙げている。一次予防は危険因子の除去・軽減、二次予防はトラウマ焦点化心理療法などによる発症の予防、三次予防はTF-CBTとEMDRによる同定と回復までの治療と位置づけている。著者らは、出産に関連するPTSDが産科の現場でほとんど認識されず、妊娠中・産後に定期的な検査も行われていないこと、誰にいつどう検査するかの証拠にも、どう治療するのが最善かの証拠にも欠落があると述べている。

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