The influence of pretreatment respiratory sinus arrhythmia dimensions on trauma-focused cognitive behavioral therapy outcomes: Findings from a randomized controlled feasibility trial.
この研究について治療の効果ではなく、体の反応の指標から治療の効き方が予測できるかを調べた研究です。33名と小規模で、主な結果はいずれも統計的に意味のある差には届いていません。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Brown M.P.・Shenk C.E.・Allen B.・Dunning E.D.・Lombera M.A.・Bucher A.M.・Dreschel N.A.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 162巻6号 論文番号106945
- 発行年月日
- 2024年5月14日
- PMID
- 38743525
- 技法
- TF-CBT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
虐待を経験した子ども33名(平均11.79±3.08歳、63.6%が白人、66.7%が女性)。
E|介入
TF-CBT、またはTF-CBTと動物介在療法(AAT)の併用。
C|比較
比較対照:無作為化対照の実施可能性試験。治療前の実験室課題への反応として安静時呼吸性洞性不整脈(RSA)・RSA反応性・RSA回復を測定し、治療後のPTSD症状を予測するかを重回帰で検討。
O|結果
重回帰の結果、治療前の症状の重症度を統制した後、安静時RSAが高いほど養育者が報告する治療後のPTSD症状が軽いという大きな効果量(β=−0.52、p=0.058)と、回復時のRSAが高いほど子どもが報告する治療後のPTSD症状が軽いという結果(β=−0.70、p=0.056)が示されたが、いずれも有意ではなかった。著者らは、この予備的な結果が、心理療法から恩恵を受けるためにどの子どもが追加の支援を必要とするかを、RSAの調整能力から明らかにする今後の研究に重要な示唆を与えると述べている。
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