Efficacy of psychological interventions for adult PTSD in reducing comorbid depression: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials.

この研究についてPTSDの症状ではなく、併存する抑うつへの効果を調べたメタアナリシスです。136件・8,868名と大規模で、TF-CBTと他の介入の間に有意差は認められなかったという点もあわせてお読みください。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
著者
Hoppen T.H.・Lindemann A.S.・Höfer L.・Kip A.・Morina N.
掲載誌
The British journal of psychiatry : the journal of mental science
巻号ページ
1-11頁
発行年月日
2025年8月20日
PMID
40830864
技法
TF-CBT
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

成人のPTSD患者。PTSDの診断率が70%以上、平均年齢18歳以上、1群10名以上で抑うつの転帰データを報告した無作為化比較試験136件(計8,868名)。

E|介入

TF-CBT。PTSDに特化した心理療法のひとつとして。

C|比較

対象とした研究:PsycINFO・MEDLINE・Web of Science・PTSDpubsを検索して選定した136件。PRISMAに準拠し事前登録(Prospero CRD42023479224)。併存する抑うつの低減における短期・中期・長期の効力を検討。

O|結果

本メタアナリシスによれば、治療後の時点で、TF-CBTは受動的な統制条件と比べて抑うつの大きな低減と関連し(Hedges g = 0.97、95%CI 0.80〜1.14、46試験)、能動的な統制条件と比べては中程度の低減と関連していた(Hedges g = 0.50、95%CI 0.35〜0.65、29試験)。統制条件に対する効果は、他の介入(EMDR、トラウマ非焦点化の介入、その他のトラウマ焦点化介入)でも同様だった。

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