Emotion-Focused Therapy: A Perspective From Traditional Chinese Medicine.
この研究について現代の感情焦点化療法の効果ではなく、感情を扱う考え方の歴史をたどった論考です。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説全文が読めます
- 著者
- Wong W.
- 掲載誌
- Journal of the history of the behavioral sciences
- 巻号ページ
- 62巻3号309-341頁
- 発行年月日
- 2026年4月
- PMID
- 42296458
- 技法
- 感情焦点化療法
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
感情の変容を扱う臨床。中国伝統医学の歴史的な症例記録を含む。
E|介入
感情に焦点を当てる治療。ある感情を変えるのに反対の強い感情を用いるという考え方を、中国医学の古典から検討。
C|比較
対象とした研究:中国医学の古典的文献と歴代の名医の症例記録、およびスピノザ『エチカ』との比較。
O|結果
本稿は、ある感情を変容させるのに反対の強い感情が必要だという洞察がスピノザに始まるものではないとし、中国医学の古典に埋め込まれたこの見方を、歴代の名医の症例記録とともに論じている。この種の感情に焦点を当てる治療の要点として、①現実世界で身体をともなう別の体験を与える新しい場面を設計し、それまで浸っていた感情を凌ぐ強い感情を引き出すこと、②クライエントに近しい人との協働、あるいは医師への全幅の信頼によってその場面を実行することを挙げている。中国医学の全体論的な体系とスピノザの体系における感情の役割を比較し、共通点より相違が大きいとしている。
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