Out-patient psychotherapy for borderline personality disorder: cost-effectiveness of schema-focused therapy v. transference-focused psychotherapy.
この研究について費用対効果を調べた研究です。費用と生活の質の差はいずれも統計的に確かとは言えない幅を持っています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- van Asselt A.D.・Dirksen C.D.・Arntz A.・Giesen-Bloo J.H.・van Dyck R.・Spinhoven P.・van Tilburg W.・Kremers I.P.・Nadort M.・Severens J.L.
- 掲載誌
- The British journal of psychiatry : the journal of mental science
- 巻号ページ
- 192巻6号450-7頁
- 発行年月日
- 2008年6月
- PMID
- 18515897
- 技法
- スキーマ療法
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
境界性パーソナリティ症の外来患者。無作為化された多施設試験の参加者。
E|介入
スキーマ焦点化療法(SFT)。
C|比較
比較対照:転移焦点化心理療法(TFP)との無作為割付。費用は面接で把握し、健康関連の生活の質をEQ-5Dで測定。転帰は回復した患者1名あたりの費用と質調整生存年(QALY)あたりの費用。
O|結果
4年間の平均費用はスキーマ焦点化療法が37,826ユーロ、転移焦点化心理療法が46,795ユーロだった(差の95%不確実性区間 −21,775〜3,546)。QALYはそれぞれ2.15と2.27(同 −0.51〜0.28)。回復した患者の割合は52%と29%だった。回復について、スキーマ焦点化療法は費用が低く効果が高かった。QALYではわずかに不利だったものの、著者らは、転移焦点化心理療法と比べてスキーマ焦点化療法が費用対効果に優れる確率が高いと述べている。
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