Psychotherapeutic treatment concepts of personality disorders in patients with childhood traumatization.

この研究について対象はPTSDではなく、子ども期にトラウマを受けたパーソナリティ症の方です。スキーマ療法は根拠のある概念の一つとして名前が挙がっています。2008年時点の整理です。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
著者
Wöller W.
掲載誌
Fortschritte der Neurologie-Psychiatrie
巻号ページ
76巻9号530-8頁
発行年月日
2008年9月
PMID
18712665
技法
スキーマ療法
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

子ども期のトラウマを受けたパーソナリティ症の患者。

E|介入

スキーマ療法(Young。弁証法的行動療法・感情管理訓練とともに、統制研究で十分な根拠が示された認知行動的な治療概念の一つ)。

C|比較

比較対照:なし。精神力動的・認知行動的その他の治療概念のうち、統制研究で有効性が十分に示されたものを同定し、特定の臨床的問題領域への有用性の点から評価した総説。

O|結果

本総説によれば、この患者群には多様な治療概念が開発されてきたが、統制研究の点で十分な根拠を示すのは認知行動的・精神力動的な限られた数の概念だけである。認知行動的な概念には弁証法的行動療法(Linehan)・感情管理訓練(Cloitre ほか)・スキーマ療法(Young)が挙がり、精神力動的な概念には転移焦点化心理療法・精神力動的相互作用/構造関連心理療法・メンタライゼーションにもとづく治療・精神力動志向のトラウマ療法が挙がる。ただし患者群の不均一性のため、いずれの概念も単独では十分ではないと批判的に論じている。

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