Prevalence, diagnosis and treatment of personality disorders in older adults.
この研究について対象はPTSDではなく、高齢者のパーソナリティ症です。スキーマ療法の裏づけは症例研究にとどまると整理されています。2010年時点の評価です。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説全文が読めます
- 著者
- van Alphen S.P.J.
- 掲載誌
- Tijdschrift voor gerontologie en geriatrie
- 巻号ページ
- 41巻2号79-86頁
- 発行年月日
- 2010年4月
- PMID
- 20443284
- 技法
- スキーマ療法
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
60歳以上の高齢者のパーソナリティ症。1980〜2009年の文献から32件。
E|介入
スキーマ療法(認知(行動)療法とともに、高齢者にも適用できると症例研究から示唆される治療の一つ)。
C|比較
対象とした研究:CENTRAL・CDSR・PsycINFO・PubMed を「personality disorder」「elderly」等のキーワードで検索し、関連する32件を採録。
O|結果
本総説によれば、特定のパーソナリティ症の有病研究では、高齢者ではクラスターAとCの病理が比較的多く、クラスターBは若年成人に多い。成人ケアで用いられるパーソナリティの質問紙や面接は、精神保健医療や介護施設の高齢者に対してまだ妥当性が確認されていない。50歳未満の成人で有効と示された心理療法が高齢者に適用できない説得的な理由はない。とくに認知(行動)療法とスキーマ療法については、高齢者にも十分適用できると示唆する症例研究の根拠がいくらかある。ただし疫学研究の評価方法が高齢者の行動の現れ方に十分対応していないため、有病率は疑わしいとしている。
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