Transference and countertransference in cognitive behavioral therapy.

この研究について主題はスキーマ療法ではなく、治療者と患者さんの感情のやりとりです。スキーマ療法は考え方の枠組みとして名前が挙がる程度です。
ナラティブレビュー・総説
著者
Prasko J.・Diveky T.・Grambal A.・Kamaradova D.・Mozny P.・Sigmundova Z.・Slepecky M.・Vyskocilova J.
掲載誌
Biomedical papers of the Medical Faculty of the University Palacky, Olomouc, Czechoslovakia
巻号ページ
154巻3号189-97頁
発行年月日
2010年9月
PMID
21048803
技法
スキーマ療法
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

認知行動療法における患者と治療者。

E|介入

スキーマ療法(転移・逆転移を生む図式的な問題の理解の枠組みとして言及)。

C|比較

比較対照:なし。PUBMED を「治療関係」「転移」「逆転移」「認知行動療法」「認知療法」「スキーマ療法」「弁証法的行動療法」などの語で検索し、Beck・Linehan・Leahy・Young らの原典も参照した概観。

O|結果

本総説は、前半で転移の問題を論じている。認知行動療法の通常の言葉づかいの一部ではないものの、治療者に関わる認知の検討は認知行動療法に不可欠であり、とくに困難な患者と取り組む際に重要だとしている。後半では逆転移の問題を扱い、治療者の逆転移を生む図式的な問題を記述し、それが患者と治療者の異なる出会いのなかでどう相互作用するかを説明している。また治療者が認知療法を用いて逆転移を修正し、その過程で患者を助ける方法も検討している。著者らは、治療者が自分への否定的・肯定的な反応に注意を払うべきだが、意図的にそれを扱うべきではないとしている。

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