子ども時代の虐待に関連するPTSDのある女性における、段階的治療が解離の経過と影響に与えるもの
An examination of the influence of a sequential treatment on the course and impact of dissociation among women with PTSD related to childhood abuse.
この研究についてSTAIR/NTを開発したMarylene Cloitre氏が筆頭の研究です。治療の効果ではなく、解離の強さによって効き方が違うかを調べた研究です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Cloitre M.・Petkova E.・Wang J.・Lassell F.L.
- 掲載誌
- Depression and anxiety
- 巻号ページ
- 29巻8号709-17頁
- 発行年月日
- 2012年5月1日
- PMID
- 22550033
- 技法
- STAIR/NT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
子ども時代の虐待に関連するPTSDのある女性104名。
E|介入
STAIRに続けてナラティヴ・ストーリーテリング(NST)を行う段階的治療(STAIR/NST)。
C|比較
比較対照:STAIRに続けて支持的カウンセリング(STAIR/SC)、支持的カウンセリングに続けてNST(SC/NST)の3群。無作為化比較試験の二次解析。治療前の解離が転帰を左右するかを検討。
O|結果
治療前の解離は転帰の違いと関連しており、解離が低い水準では3つの治療が同程度に有効であったが、高い水準ではSTAIR/NSTのほうが解離症状の低減が大きかった。治療前の解離の水準はPTSDの転帰に対する治療の効果を調整しなかった。解離のどの水準でもSTAIR/NSTがPTSDの転帰は良好であった。治療後、解離が高くSTAIR/NSTを受けた参加者は追跡期間中も改善が続き、STAIR/SCの参加者は成果を維持し、SC/NSTの参加者は治療後の成果を失った。
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