Schema change without schema therapy: the role of early maladaptive schemata for a successful treatment of major depression.

この研究についてスキーマ療法を行った研究ではありません。むしろ、スキーマ療法を使わない精神力動的な入院治療でも早期不適応的スキーマが変化したことを示しており、スキーマの変化がこの技法に固有のものではない可能性を示唆します。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)
著者
Wegener I.・Alfter S.・Geiser F.・Liedtke R.・Conrad R.
掲載誌
Psychiatry
巻号ページ
76巻1号1-17頁
発行年月日
2013年
PMID
23458112
技法
スキーマ療法
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

大うつ病性障害で入院した患者47名(女性38名・男性9名)。

E|介入

統合的な精神力動的入院治療。早期不適応的スキーマ(EMS)を明示的な焦点とはしていない。

C|比較

比較対照:なし。治療開始時と終了時のYSQ・SCL-90-Rの比較。

O|結果

5つのスキーマ領域のうち3領域でEMSが有意に減少した。治療開始時にEMSが強かったことは症状の減少を予測する傾向があった。治療中の症状の苦痛の減少は、「自律性と行動の障害」領域のEMSの減少と強く関連していた。著者らは、EMSの変化が症状の変化に強く関わる一方、EMSはスキーマ療法だけでなく精神力動的療法など他のアプローチによっても変わりうると論じている。

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