A systematic review of interventions for co-occurring substance use and borderline personality disorders.

この研究についてPTSDではなく、物質使用と境界性パーソナリティ症を併せもつ方が対象です。スキーマ療法の版は3件だけで、他の2つの治療より改善の範囲が狭い結果でした。
効果を検証した研究システマティックレビュー
著者
Lee N.K.・Cameron J.・Jenner L.
掲載誌
Drug and alcohol review
巻号ページ
34巻6号663-72頁
発行年月日
2015年4月28日
PMID
25919396
技法
スキーマ療法
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

物質使用と境界性パーソナリティ症を併存する人。10件の研究(1999〜2014年、標本の70%超が境界性パーソナリティ症)。

E|介入

二重焦点スキーマ療法(DFST。3件の研究)。

C|比較

比較対照:弁証法的行動療法(DBT、4件)と力動的脱構築心理療法(DDP、3件)。各介入の研究が少なくメタ解析ができないため、物語的分析によるシステマティックレビュー。376件の抄録をスクリーニングし49件を適格性評価、10件を最終的に組み入れ。

O|結果

本レビューが組み入れた10件では、弁証法的行動療法と力動的脱構築心理療法がいずれも物質使用・自殺や自傷の行動の減少と治療の維持の改善を示した。弁証法的行動療法は全般的・社会的機能も改善した。二重焦点スキーマ療法は物質使用を減らし、二重焦点スキーマ療法と力動的脱構築心理療法はいずれも治療の利用を改善したが、他に有意な肯定的変化は認められなかった。著者らは、全体として研究の数が少なく標本も小さいためさらなる研究が必要だとしつつ、強い証拠基盤がない状況でもこの集団に応える切実な必要があると述べている。

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