Prediction of treatment discontinuation and recovery from Borderline Personality Disorder: Results from an RCT comparing Schema Therapy and Transference Focused Psychotherapy.

この研究について治療の効果ではなく、どんな場合に治療が中断しやすいかを調べた研究です。対象はトラウマではなく境界性パーソナリティ症です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Arntz A.・Stupar-Rutenfrans S.・Bloo J.・Dyck Rv・Spinhoven P.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
74巻60-71頁
発行年月日
2015年9月21日
PMID
26432172
技法
スキーマ療法
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

境界性パーソナリティ症を主診断とする成人外来患者86名(女性80名・平均30.5歳)。平均3種類の治療歴。

E|介入

スキーマ療法。

C|比較

比較対照:転移焦点化精神療法(TFP)。無作為化比較試験のデータを用い、中断と治療成功の予測因子をロジスティック回帰で検討。

O|結果

ベースラインの敵意と子ども時代の身体的虐待が治療の中断を予測した。ベースラインの解離の主観的な負担は回復の可能性の低さを予測した。第2の研究では、セッションの録音から評定したセッション内の解離が、ベースラインの解離が回復に及ぼす効果を媒介しており、セッション中の解離が治療の効果を妨げることが示された。著者らは、高い敵意・子ども時代の虐待・セッション内の解離に特に取り組むことが、脱落と効果の乏しさを減らしうると述べている。

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