PTSDに対するソマティック・エクスペリエンシング——無作為化比較試験による転帰の検討
Somatic Experiencing for Posttraumatic Stress Disorder: A Randomized Controlled Outcome Study.
- 著者
- Brom D.・Stokar Y.・Lawi C.・Nuriel-Porat V.・Ziv Y.・Lerner K.・Ross G.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 30巻3号132-156頁
- 発行年月日
- 2017年6月6日
- PMID
- 28585761
- 技法
- SE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
DSM-IV-TRのPTSDの基準を完全に満たす63名。
E|介入
SE(ソマティック・エクスペリエンシング)。週1回15セッションの身体志向の統合的療法。
C|比較
比較対照:待機リスト群(n=30)との無作為割付(SE群n=33)。ベースラインの臨床面接と自記式尺度を全員に実施し、同じ期間の待機の後に2回目の評価。さらに15週後に3回目の評価を行い、その間に待機リスト群もSEを受けた。
O|結果
治療前の評価では群間に有意差は認められなかった。混合モデル線形回帰の解析では、外傷後ストレス症状の重症度(Cohen d=0.94〜1.26)と抑うつ(同 d=0.7〜1.08)のいずれについても、治療前後と治療前から追跡にかけて有意な介入効果が認められた。著者らは、SE(ソマティック・エクスペリエンシング)がPTSDに有効な治療法でありうることを示す肯定的な結果だとしたうえで、誰がこの治療から最も利益を得るかを理解するにはさらに研究が必要だと述べている。
抄録
本研究は、PTSDのある人への統合的な身体志向療法であるソマティック・エクスペリエンシング(SE)の効果を評価した、既知では初めての無作為化比較研究である。DSM-IV-TRのPTSDの全基準を満たす63名を対象とした。全員にベースラインの臨床面接と自己記入式尺度を実施したのち、研究群(33名)と待機リスト群(30名)に無作為に割り付けた。研究群は週1回のSEを15回開始し、待機リスト群は同じ期間待機したうえで2回目の評価を受けた。さらに15週後に全員が3回目の評価を受け、その間に待機リスト群もSEを受けた。治療前の評価では群間に有意な差は認められなかった。混合モデル線形回帰分析では、心的外傷後症状の重症度(Cohen d=0.94〜1.26)とうつ(Cohen d=0.7〜1.08)のいずれにも、治療前後および治療前と追跡時の比較で有意な介入効果が示された。SEのこの無作為化比較研究は良好な結果を示しており、SEがPTSDの有効な治療法となりうることを示唆する。どのような人がこの治療からもっとも利益を得るのかを理解するには、さらなる研究が必要である。
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訳:本サイト(AIによる翻訳)
原文(English)を表示
This study presents the first known randomized controlled study evaluating the effectiveness of somatic experiencing (SE), an integrative body-focused therapy for treating people with posttraumatic stress disorder (PTSD). There were 63 participants meeting DSM-IV-TR full criteria for PTSD included. Baseline clinical interviews and self-report measures were completed by all participants, who were then randomly assigned to study (n = 33) or waitlist (n = 30) groups. Study participants began 15 weekly SE sessions, whereas waitlist participants waited the same period, after which the second evaluation was conducted. All participants were evaluated a third time after an additional 15 weeks, during which time the waitlist group received SE therapy. Pretreatment evaluation showed no significant differences between groups. Mixed model linear regression analysis showed significant intervention effects for posttraumatic symptoms severity (Cohen's d = 0.94 to 1.26) and depression (Cohen's d = 0.7 to 1.08) both pre-post and pre-follow-up. This randomized controlled study of SE shows positive results indicating SE may be an effective therapy method for PTSD. Further research is needed to understand who shall benefit most from this treatment modality.
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