Specialized psychotherapies for adults with borderline personality disorder: A systematic review and meta-analysis.

この研究についてPTSDではなく境界性パーソナリティ症が対象です。スキーマ療法はまとめられた4つの専門的な治療の一つで、それだけの効果は示されていません。
効果を検証した研究メタアナリシス全文が読めます
著者
Oud M.・Arntz A.・Hermens M.L.・Verhoef R.・Kendall T.
掲載誌
The Australian and New Zealand journal of psychiatry
巻号ページ
52巻10号949-961頁
発行年月日
2018年8月9日
PMID
30091375
技法
スキーマ療法
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

境界性パーソナリティ症の成人1,375名。20件の研究。

E|介入

スキーマ療法(弁証法的行動療法・メンタライゼーションにもとづく治療・転移焦点化療法とともに、専門的な心理療法の一つとして検討)。

C|比較

比較対照:通常治療、専門家による地域治療などの非専門的な接近。PubMed・PsycINFO・CINAHL・EMBASE・CENTRALを2017年11月まで検索。GRADEで結果への確信度を評価。

O|結果

本レビューは20件の研究を組み入れている。専門的な心理療法は、通常治療や専門家による地域治療と比べて、境界性パーソナリティ症の全体的な重症度に中程度の効果と関連していた(標準化平均差 −0.59、95%信頼区間 −0.90〜−0.28。証拠の質は中程度)。弁証法的行動療法は通常治療と比べて自傷に小〜中程度の効果を示した(同 −0.40、−0.66〜−0.13)。他の効果推定は、主に精度の低さのため結論が出ないことが多かった。著者らは、専門的な心理療法が全体的な重症度を減らすことについて中程度の質の証拠があるとしつつ、どの患者群が専門的な治療から最も恩恵を受けるかを今後の研究で特定すべきだと述べている。

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