Comorbidity of Personality Disorder among Substance Use Disorder Patients: A Narrative Review.

この研究についてスキーマ療法だけを扱ったものではなく、物質使用の問題に併存するパーソナリティ症の治療全般の総説です。挙げられているのは標準のスキーマ療法ではなく二重焦点スキーマ療法で、どの治療が優れているかを示す根拠は不十分だと述べられています。
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著者
Parmar A.・Kaloiya G.
掲載誌
Indian journal of psychological medicine
巻号ページ
40巻6号517-527頁
発行年月日
2018年11月
PMID
30533947
技法
スキーマ療法
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

物質使用症の患者。パーソナリティ症、とくに境界性・反社会性パーソナリティ症を併存する人。

E|介入

心理療法。弁証法的行動療法・動的脱構築的心理療法・二重焦点スキーマ療法がもっとも根拠があるとされる。

C|比較

比較対照:なし。文献の概観による有病率と治療の整理。

O|結果

本総説は、パーソナリティ症の全体の有病率が一般人口で10〜14.8%、依存症の治療を受けている患者で34.8〜73.0%の範囲にあることを示している。薬物使用症とアルコール使用症で見られるパーソナリティ症の型は似ているが、いずれかのパーソナリティ症の有病率は薬物使用症の患者のほうが高い。パーソナリティ症の併存は物質使用症の重症度と正の相関があり、治療反応と転帰の悪さという点で予後不良の予測因子である。著者らは、心理療法が併存例の治療の主軸であり、なかでも弁証法的行動療法・動的脱構築的心理療法・二重焦点スキーマ療法がもっとも根拠があるとしつつ、現時点ではどの治療が他より優れているかを示す根拠は不十分だと述べている。

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