Addressing the punitive parent mode in schema therapy for borderline personality disorder: Short-term effects of the empty chair technique as compared to cognitive challenging.

この研究についてPTSDではなく境界性パーソナリティ症を対象に、技法をひとつだけ取り出して1回ずつ比べたものです。20名のみで、著者らも繰り返せば結果は変わりうると述べています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Maarschalkerweerd FATv・Engelmoer I.M.・Simon S.・Arntz A.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
73巻 論文番号101678
発行年月日
2021年7月22日
PMID
34348189
技法
スキーマ療法
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

スキーマ療法を開始した境界性パーソナリティ症(BPD)を主診断とする患者20名。

E|介入

スキーマ療法の空の椅子技法(EC)を1セッション。「懲罰的な親モード(PP)」の低減を狙うもの。

C|比較

比較対照:標準的な認知行動療法の技法(CT)を1セッション。順序を釣り合わせた交差デザイン。各介入の前後に、懲罰的な親モードに結びついた中核信念の信憑性・力・感情価と、患者がその信念に対して感じる支配感を測定。作業同盟目録と主観的な見方についての面接も実施。

O|結果

いずれの技法も、懲罰的な親モードに結びついた中核信念の力と信憑性を下げ、支配感を高めた。信憑性の低減は、空の椅子技法より認知行動療法の技法のほうが強かった。それでも患者は空の椅子技法を好み、セッション中に感情を引き出す力がより高く、繰り返し実施すれば認知行動療法の技法より有効だろうと考えていた。著者らは、複雑な技法を治療の早期に一度だけ試したものであり、効果は異なりうると述べている。

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