Effectiveness of Psychological Treatments for Borderline Personality Disorder and Predictors of Treatment Outcomes: A Multivariate Multilevel Meta-Analysis of Data from All Design Types.

この研究についてPTSDではなく境界性パーソナリティ症が対象です。いろいろな型の研究を含むため、原因と結果の関係は言えないと著者らが書いています。
効果を検証した研究メタアナリシス全文が読めます
著者
Rameckers S.A.・Verhoef R.E.J.・Grasman R.P.P.P.・Cox W.R.・van Emmerik A.A.P.・Engelmoer I.M.・Arntz A.
掲載誌
Journal of clinical medicine
巻号ページ
10巻23号
発行年月日
2021年11月29日
PMID
34884324
技法
スキーマ療法
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

成人の境界性パーソナリティ症の患者5,881名。87件の研究(2013〜2019年に4つのデータベースを検索)。

E|介入

スキーマ療法(メンタライゼーションにもとづく治療・短縮版の弁証法的行動療法とともに、平均より高い効果量と関連するとされる)。

C|比較

比較対照:通常治療および他の心理療法。全てのデザインの試験を含む多変量多水準メタアナリシス。治療期間の違いと、期間と有効性の対数関係を統制。外れ値の除外などの感度分析も実施。

O|結果

本メタアナリシスが統合した87件では、スキーマ療法・メンタライゼーションにもとづく治療・短縮版の弁証法的行動療法が平均より高い効果量と関連し、通常治療は低い効果量と関連していた。全般的な重症度と感情の不安定さが最も強い改善を示し、解離・怒り・衝動性・自殺や自傷は最も改善が乏しかった。参加者の年齢が高いほど治療の有効性は低下した。二値の転帰はより大きな効果と、最終観察値を用いた解析はより小さな効果と関連していた。著者らは、平均と比べて特定の専門的な心理療法で最も大きな減少が見られたとし、境界性パーソナリティ症の全ての領域が改善したが一様ではないと述べている。所見の一般化可能性は高いが、デザインの種類が結果に影響しなかったとはいえ因果の結論は導けないとしている。

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