Relationships Between Early Maladaptive Schemas and Emotional States in Individuals With Sexual Convictions.

この研究についてスキーマ療法という治療ではなく、その概念を司法精神科の患者さんで比較した研究です。治療の効果は測っていません。
効果を検証した研究症例対照研究
著者
Vos MKd・Giesbers G.・Hülsken J.
掲載誌
Sexual abuse : a journal of research and treatment
巻号ページ
36巻2号233-250頁
発行年月日
2023年3月21日
PMID
36943900
技法
スキーマ療法
研究デザイン
症例対照研究

この研究のまとめ

P|対象

オランダの司法精神科の入院患者95名(子どもへの性犯罪30名・成人への性暴力34名・性的でない暴力犯罪31名)。

E|介入

(介入なし。早期不適応的スキーマとスキーマ・モードを群間で比較する)

C|比較

比較対照:性犯罪群と性的でない暴力犯罪群の比較。ヤング・スキーマ質問票とスキーマ・モード目録の自己評定を一元配置多変量分散分析で検討。

O|結果

被害者の類型にかかわらず、性犯罪で有罪となった司法精神科の患者と、性的でない暴力犯罪の患者は、強制入院中の治療において特定の不適応的な認知スキーマとスキーマ・モードを同程度に用いているように見えた。著者らは、他の研究では性犯罪歴のある人が不安定な愛着・女性への過度の警戒・子どものような自己概念を特徴とするとされてきたが、オランダの強制的なケアにある患者は典型的な性犯罪歴のある患者とは質的に異なるかもしれず、暴力犯罪歴と性犯罪歴のある患者は似ている面のほうが多いと述べている。

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