拡張版STAIR(ESTAIR)——ICD-11の複雑性PTSD(CPTSD)に対する新しいモジュール型治療
Enhanced Skills Training in Affective and Interpersonal Regulation (ESTAIR): A New Modular Treatment for ICD-11 Complex Posttraumatic Stress Disorder (CPTSD).
- 著者
- Karatzias T.・Mc Glanaghy E.・Cloitre M.
- 掲載誌
- Brain sciences
- 巻号ページ
- 13巻9号1300
- 発行年月日
- 2023年9月9日
- PMID
- 37759901
- 技法
- STAIR/NT
- 研究デザイン
- 論説・コメンタリー
この研究のまとめ
P|対象
ICD-11の複雑性PTSDのある人。
E|介入
ESTAIR(強化版STAIR)。複雑性PTSDとその横断的診断の症状に対する、柔軟な多モジュール型の治療。
C|比較
比較対照:なし。データを伴わない理論・モデルの提案。
O|結果
本稿は、ICD-11の複雑性PTSDが比較的新しい概念で治療の根拠が限られていること、それ以前は複数の併存診断に対して複数の治療や長期の段階的介入が標準化されないまま行われてきたことを整理している。そのうえで、トラウマインフォームドで患者中心のケアに沿い、症状の同定と順序づけにおける患者の選択を重視する新しい多モジュール型のアプローチとしてESTAIRを提示している。
抄録
ICD-11の複雑性PTSD(CPTSD)は比較的新しい状態であるため、その治療についての利用可能なエビデンスは限られている。CPTSDが独立したトラウマ関連の状態として認められる以前、その基準に該当する人はPTSD・不安・うつ・感情調整の困難など、複数の併存する状態として診断されることが多かった。一貫したエビデンスの基盤がないなかで、治療はこれら複数の状態それぞれへの複数の治療か、長期にわたる段階的介入になりがちで、統合的に提供されることが多く、標準化されていなかった。本論文では、CPTSDとその診断横断的な症状の治療のための、柔軟な多モジュール型の新しいアプローチである拡張版感情・対人関係調整スキル訓練(ESTAIR)を提示する。ESTAIRは、CPTSD症状のどれをどの順で標的にするかについて患者の選択を重視する、トラウマの理解に基づく患者中心のケアの考え方に沿うものである。今後の研究の方向についても論じる。
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訳:本サイト(AIによる翻訳)
原文(English)を表示
ICD-11 Complex Posttraumatic Stress Disorder (CPTSD) is a relatively new condition; therefore, there is limited available evidence for its treatment. Prior to the recognition of CPTSD as a separate trauma condition, people who met criteria were often diagnosed with multiple co-morbid conditions such as PTSD, anxiety, depression, and emotional dysregulation difficulties. In the absence of a coherent evidence base, treatment tended to involve multiple treatments for these multiple conditions or lengthy phase-based interventions, often delivered in an integrative fashion, which was not standardized. In this paper, we present Enhanced Skills Training in Affective and Interpersonal Regulation (ESTAIR), a new flexible multi-modular approach for the treatment of CPTSD and its transdiagnostic symptoms. ESTAIR is consistent with trauma-informed and patient-centered care, which highlights the importance of patient choice in identification and sequencing in targeting CPTSD symptoms. Directions for future research are discussed.
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