Failures in cognitive behavior therapy: The state of the art.
この研究について認知行動療法が「うまくいかない場合」を主題にした総説です。スキーマ療法についても認知処理療法についても、不利な整理が含まれています。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
- 著者
- Emmelkamp P.M.G.
- 掲載誌
- Current opinion in psychology
- 巻号ページ
- 66巻 論文番号102122
- 発行年月日
- 2025年7月23日
- PMID
- 40763472
- 技法
- スキーマ療法
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
認知行動療法(CBT)を受けた患者。失敗例を扱う研究。
E|介入
スキーマ療法(弁証法的行動療法とともに、通常治療より有効だという根拠が限られるとされる認知行動療法の一種)。
C|比較
比較対照:なし。認知行動療法の失敗を扱う研究の現状を評価した総説。
O|結果
本総説によれば、臨床家は失敗する治療の数を過小評価しており、治療者が有効性の分類を予測する精度は偶然を上回らない。外来で治療された患者の治療効果は、疾患別の効力を調べる無作為化比較試験の効果より低かった。重度の摂食症では、子ども期のトラウマ歴のある患者で1年後の時点でコンパッション焦点化療法が認知行動療法より有効だった。併存するパーソナリティ症と抑うつは治療反応の有意な負の予測因子だった。成人PTSDの治療の脱落率はかなり高く、ある研究では認知処理療法が曝露療法より有意に脱落が多かった。弁証法的行動療法とスキーマ療法を含む認知行動療法が通常治療より有効だという根拠は、とくに境界性パーソナリティ症の患者において限られている。
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