Differential effectiveness of dialectical behavioural therapy and schema therapy in patients with borderline personality disorder: a secondary analysis of a randomised clinical trial.

この研究についてPTSDではなく境界性パーソナリティ症が対象です。治療の効果ではなく、どういう方にどちらの治療が合うかを探した研究です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Assmann N.・Kaiser T.・Herzog P.・Arntz A.・Klein J.P.・Fassbinder E.・Schaich A.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
195巻 論文番号104899
発行年月日
2025年10月23日
PMID
41176837
技法
スキーマ療法
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

境界性パーソナリティ症の患者。

E|介入

スキーマ療法(ST)。18か月。

C|比較

比較対照:弁証法的行動療法(DBT)18か月。無作為化試験の二次解析。因果フォレスト解析で、どのような患者がどちらの治療でより恩恵を受けるかを検討。治療開始24・30か月後まで追跡。

O|結果

スキーマ療法よりも弁証法的行動療法で有意に大きな恩恵を受ける下位集団が特定された。この集団は治療後に有意に大きな症状の減少を示したが(BPDSI 5.79点の差、SMD=0.65、p=0.028)、追跡時には有意差が認められなかった(p=0.771)。弁証法的行動療法で成績が良かった集団には、機能水準が高い、情緒的ネグレクトと性的虐待が少ない、不安症状が重い、「達成できない」スキーマが顕著、という治療前の特徴の型がみられた。スキーマ療法の優位に関連する変数の型は特定されなかった。

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