Schema modes as mechanisms of change in treating borderline personality disorder: A model replication study.

この研究についてPTSDではなく境界性パーソナリティ症が対象です。治療の効果ではなく、どういう心の状態(モード)が変化の鍵になるかを調べた研究です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Yakın D.・Uijttewaal J.・Plooij P.・Jacob G.A.・Lee C.W.・Wilde OMBd・Fassbinder E.・Harper R.P.・Lavender A.・Lockwood G.・Malogiannis I.A.・Ruths F.A.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
90巻 論文番号102074
発行年月日
2025年11月1日
PMID
41265075
技法
スキーマ療法
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

境界性パーソナリティ症の患者494名(男性68名・女性426名)。国際的な無作為化臨床試験の参加者。

E|介入

集団スキーマ療法(2つの形式)。

C|比較

比較対照:通常治療。国際的な無作為化臨床試験のデータを用いた機序の解析。Granger因果性を一般化線形混合モデルで検定し、先行モデルの再現を検討。

O|結果

「健全な大人」モード、「傷つきやすい子ども」モード、回避的対処としての「遮断された自己慰撫」モードがパーソナリティ症の重症度に及ぼす効果と、「健全な大人」と「傷つきやすい子ども」の相互関係が再現された。ただし先行知見と異なり、回避的対処モードは「健全な大人」から予測されなかった。また「衝動的な子ども」と重症度の関係は一方向であった。「健全な大人」「自己誇大」と機能の経時的な関係も再現されたが、先行結果と異なり「自己誇大」はその後の「健全な大人」の得点に影響しなかった。

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