軍隊内の性被害を受けた性的マイノリティ女性の退役軍人における治療転帰

Treatment outcomes of sexual minority women (SMW) veterans with military sexual trauma (MST).

この研究についてSTAIR/NTを開発したMarylene Cloitre氏が共著の研究です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Rashkovsky K.・Morabito D.M.・Chargin B.・Chang C.J.・Morland L.A.・Cloitre M.
掲載誌
Psychological trauma : theory, research, practice and policy
巻号ページ
18巻6号1338-1345頁
発行年月日
2025年12月18日
PMID
41411035
技法
STAIR/NT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

軍隊内の性被害を経験した女性退役軍人161名。うち性的マイノリティの女性42名(平均45.45歳、白人69.0%)、異性愛の女性119名(平均44.19歳、白人54.6%)。

E|介入

STAIR(感情・対人関係調整の技能訓練)の個人形式。

C|比較

比較対照:現在中心療法(PCT)との無作為割付の二次解析。ベースライン・治療後・追跡時に、PTSD症状(PCL-5)、社会的支援、感情調整、外傷後の不適応的信念、抑うつ症状、作業同盟を自記式で測定。

O|結果

性的マイノリティの女性と異性愛の女性は、いずれもPTSD症状が改善した。性的マイノリティの女性はベースラインでは異性愛の女性と同程度の症状だったが、感情調整(p=0.002)、不適応的信念(p=0.002)、抑うつ症状(p=0.002)については異性愛の参加者より大きく改善した。性的指向にかかわらず、参加者はSTAIRのほうで大きな利益を得ていた。治療同盟と治療満足度はSTAIRとPCTのいずれでも高く、群間の有意差は認められなかった。

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