社会的養護下のトラウマ体験のある青年を対象とした、内的家族システム療法に基づく集団介入の開発と評価——混合研究法による検討

A mixed-methods study of the development and evaluation of an Internal Family Systems (IFS)-based group intervention for post-traumatic cognitions and fear of compassion among trauma-exposed adolescents in Out-of-Home Care (OOHC).

効果を検証した研究非無作為化比較試験
著者
Habibi N.・Basharpoor S.・Atadokht A.・Narimani M.・Hatami Varzaneh A.
掲載誌
Child abuse & neglect
巻号ページ
178巻 論文番号108140
発行年月日
2026年6月4日
PMID
42241954
技法
IFS
研究デザイン
非無作為化比較試験

この研究のまとめ

P|対象

社会的養護(Out-of-Home Care)にあるトラウマ曝露のある青年50名(女性27名・男性23名。入所者180名から有意抽出)。

E|介入

IFS(内的家族システム療法)にもとづく集団介入。専門家によるレビューと内容分析で質的に開発・妥当化したプロトコル。

C|比較

比較対照:IFS群(n=25)と対照群(n=25)への無作為割付。外傷後認知(PTC)とコンパッションへの恐れ(FC)を標準化尺度で、介入前・後・2か月後の3時点で測定。

O|結果

IFS群では外傷後認知のすべての下位尺度で有意な低下が認められた。もっとも強く安定していたのは否定的自己認知(η2=0.40)で、もっとも早く変化したのは自責(η2=0.22)だった。コンパッションへの恐れも有意に低下し、改善が最大だったのは自分に向けたFC(η2=0.31)と他者に向けたFC(η2=0.27)だった。これらの効果は2か月後の追跡でも維持された。著者らは、IFSがまず内的な自己主導性と自己への思いやりを確立し、それが対人関係へと徐々に広がる形で回復を促すと述べている。

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