Treatment of specific phobias with Eye Movement Desensitization and Reprocessing (EMDR): protocol, empirical status, and conceptual issues.

この研究についてトラウマではなく特定の恐怖症についての1999年時点のレビューです。現実エクスポージャーより有効ではないこと、根拠がまだ乏しいことを著者ら自身が述べています。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
著者
De Jongh A.・Ten Broeke E.・Renssen M.R.
掲載誌
Journal of anxiety disorders
巻号ページ
13巻1-2号69-85頁
発行年月日
1999年1月
PMID
10225501
技法
EMDR
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

特定の恐怖症のある人を対象としたEMDRの研究(対照を置いたものと置かないものの双方)。

E|介入

EMDR。特定の恐怖症に用いるプロトコル。

C|比較

比較対照:なし。実証的な到達点と、使用にあたっての概念上・実務上の論点を概観。

O|結果

本総説が概観した対照研究と非対照研究では、EMDRが限られたセッション数のなかで有意な改善をもたらしうることが示されていた。子どもの蜘蛛恐怖症については、EMDRはプラセボ対照より有効だが、現実エクスポージャーより有効ではないことが見いだされている。著者らは、特定の恐怖症に対するEMDRの実証的な裏づけはなお乏しく慎重であるべきだとしたうえで、複雑な恐怖症や外傷に関連する恐怖症について妥当性の確かめられた手法がないこと、EMDRが時間の限られた手続きであり現実エクスポージャーが実施しにくい場合に使えることから、さらなる臨床研究と研究上の注目に値すると述べている。

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