EMDR for panic disorder with agoraphobia: comparison with waiting list and credible attention-placebo control conditions.
この研究についてPTSDではなく、広場恐怖をともなうパニック症が対象です。見せかけの治療と比べて有意差は認められず、著者はこの疾患の第一選択にすべきでないと述べています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Goldstein A.J.・de Beurs E.・Chambless D.L.・Wilson K.A.
- 掲載誌
- Journal of consulting and clinical psychology
- 巻号ページ
- 68巻6号947-56頁
- 発行年月日
- 2000年12月
- PMID
- 11142547
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
広場恐怖をともなうパニック症の患者。
E|介入
EMDR。
C|比較
比較対照:待機リスト群と、信頼性のある注意プラセボ統制群の2つ。無作為割付。
O|結果
EMDRは、不安・パニック症・広場恐怖の重症度(質問票・日誌・面接)では待機リスト群より有意に優れていたが、パニック発作の頻度と不安をめぐる認知では優れていなかった。注意プラセボ統制群との差はどの指標でも統計的に有意でなく、効果量も総じて小さかった(eta2 = 0.00〜0.06)。著者らは、この結果は検出力不足によるものではないとし、広場恐怖をともなうパニック症には認知行動療法という確立した治療があるため、EMDRを第一選択とすべきではないと述べている。
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