Eye movement desensitization and reprocessing (EMDR): a meta-analysis.

この研究について2001年時点のメタアナリシスで、EMDRは他の曝露技法より有効とはいえず、眼球運動は必要でないという結論です。技法に批判的な結果も掲載する方針に沿って残しています。その後の研究や各国のガイドラインの評価とは異なります。
効果を検証した研究メタアナリシス
著者
Davidson P.R.・Parker K.C.
掲載誌
Journal of consulting and clinical psychology
巻号ページ
69巻2号305-16頁
発行年月日
2001年4月
PMID
11393607
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

さまざまな対象と測定尺度でEMDRを検討した34件の研究。

E|介入

EMDR。

C|比較

比較対照:無治療、不安を喚起する刺激への曝露を用いない治療、他の曝露技法、および眼球運動を伴わない同一手続き。

O|結果

本メタアナリシスが統合した34件では、EMDRは無治療との比較、および曝露を用いない治療との比較で、過程・結果の両方の指標に効果を示し、EMDR実施前後の比較でも効果が認められた。一方で、他の曝露技法と比較した場合には有意な効果は認められなかった。眼球運動を伴わない同一手続きと比較しても、眼球運動による上乗せの効果は認められなかった。著者らは、EMDRは他の曝露技法より有効とはいえず、治療とその名称の中心にある眼球運動は必要でないことを示す証拠があると述べている。

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